IELTSテストを初めて受験する方は受験前日及び当日のシュミレーションを
やっておくことをお勧めします。
テストを受ける前に厳格な審査があるIELTS
何度か受験しているのであれば当日の持ち物や試験の流れについても
ほとんどわかっているのでそんなに緊張せずにすむかもしれませんが、
他のテストと違ってIELTSはかなり厳格なテストなので
いろいろな審査や制限があることを事前に知っておくとよいでしょう。
当日持っていくものは前日までに準備
まず当日必ず持っていかなければならない物です。
当日の朝になって慌てないように前日までに必ず準備しておきます。
- パスポート
申し込みのときに使用したパスポートです。パスポートを忘れると受験できません。
もし申し込み後にパスポートを更新した場合には、受験3日前までに
更新したパスポートのコピーをIELTS事務局までメール添付か郵送で送ります。
事務局からメールか電話で必ず受領連絡があるのですが、
万が一試験前日の15時まで連絡がないときには必ず事務局に問い合わせましょう。
試験当日は更新後のパスポートを持っていきます。 - 筆記用具
キャップのない鉛筆(シャープペンシルは持ち込めない)
カバーのない消しゴム - ペットボトルの水
ラベルははがしておくこと
集合時間と会場の確認
マイページ内の受験確認書に集合時間や受付時間等当日の詳細について書いてあります。
集合時間に多少遅れたとしても受付時間内に着いてれば大丈夫ですが、
やはり余裕をもって着くようにしたほうがいいでしょう。
遠方からの受験の場合には受験前に一度会場まで実際に行ってみて
会場までの行き方や会場の場所を確認しておくとよいかもしれません。
交通機関などに慣れていないと迷ってしまう可能性もあります。
事前に会場の場所をチェックしておくことです。
テスト会場に入るまでの流れ
到着したら最初に手荷物を預けます。
受験中は荷物置き場は鍵がかけられるので中に入ることはできません。
透明なビニール袋とシールを2枚渡されるのでテスト会場に持ち込むもの以外は
すべてこのビニールの袋の中に入れます。
テスト会場に持ち込めるのは上記のパスポート、筆記用具、水のみです。
腕時計や携帯なども持ち込むことはできません。
本人審査
手荷物を預けてからテストが始まる前に本人審査が行われます。
この審査に遅れてしまうとすべてのテストを受けることができなくなるので
受付時間はきちんと確認しておきましょう。
テスト会場に持ってはいるものだけを持って本人審査、指紋認証登録、写真撮影を行います。
本人審査では申し込み時に使用したパスポートの原本を見せます。
運転免許証など他の身分証明書は本人確認書類として認められず
パスポートがないと受験できません。
指紋認証登録と写真撮影
本人審査後に受験者の指紋認証登録と写真撮影が行われます。
このとき撮影された写真はテストリポートフォームと成績証明書に使われます。
指紋認証登録と写真撮影は当日の試験開始前に必ず受けなければなりません。
試験会場に入ってから
すべて終了するまでに30分ほどかかります。
本人確認と写真撮影等が終了すると試験会場に入りますが、
その前に必ずトイレに行っておきましょう。
テスト会場に入ったあとはリーディングテストが始まるまでは外に出ることはできません。
試験はリスニング、リーディング、ライティングの順に行われますが、
この間にトイレ休憩はなく、どうしてもという場合には
テストの途中で退席することになります。
途中でトイレ退席しても試験時間の延長はないので要注意です。
また、インストラクション中、テスト終了10分前、テスト問題を回収または確認している間、
リスニングテストでCDが流れている間はトイレ退席はできません。
テスト会場に入ると開始時刻までは何もすることはありません。
テストが始まる前の説明が始まるまで静かに待っています。
試験の流れ
基本的には時間割は次のようになっています。
- 9:00~9:15 説明
- 9:15~9:55 リスニングテスト
- 10:00~11:00 リーディングテスト
- 11:10~12:10 ライティングテスト
スピーキングテストに関しては当日の午後の場合もありますが、
前後7日以内に行われることになっています。
テストの時間割については会場によって多少前後する場合もあります。
マイページの受験確認書できちんと確認しておきましょう。
スピーキングテストについて
スピーキングテストでテスト会場に入るときにはパスポート以外は持って入れません。
筆記テスト前よりは簡単な本人審査を受け面接官が呼びに来るまで控室で待っています。
テスト終了後は控室に戻って最後の本人確認があります。
これですべて終了です。
スピーキングテストが筆記テスト当日の午後から行われる場合、
もちろん人によってテスト開始時間が異なります。
ライティングテスト終了後はいったん解散になりますが、
指定されたスピーキングテストの時間までに戻ってくることになります。
割と短い待ち時間で済む人もあれば夕方ごろ開始になる人はかなり長い間待つことになります。
試験当日の重要なポイント
- パスポートを忘れないこと
- 集合時間を確認し早めに会場に到着すること
- 指定された持ち物をきちんとそろえておくこと
- 受験番号は覚えておくこと
IELTSテストはテスト内容やテスト形式に特徴がある独特のテストですが、
テスト当日、テストを実際に受けるまでの間も他のテストとはかなり違うので
初めてテストを受ける人は戸惑うかもしれません。
よけいな緊張をせずテストでしっかり実力を発揮するためにも
実際にテストを受けるまでのテスト当日のシュミレーションを繰り返しておくことです。