英語力判定テストはIELTS以外にもいろいろなテストがあります。
実はIELTSとTOEFLやTOEIC、英検など他の各種英語テストとのスコア換算は
正式には発表されていないのです。

微妙に違うIELTSとのスコア換算表

ネット上のさまざまなサイトでIELTSと他のテストとのスコア換算表が出ていますが、
正式に発表されていないためにそれぞれ微妙に異なっているのです。

このような換算表は民間の会社や個人がそれぞれの感覚や統計から、
またはTOEFLとIELTSを両方許可している
学校の発表スコアなどを目安に作られているために
どうしても微妙な違いが出てきてしまうのですね。

テスト内容や形式が違うので換算は難しい

スコア換算が正式に発表されない要因のひとつに
それぞれの英語力判定テストで受験目的が違っていたり
テスト内容やテスト形式がかなり異なっているということがあげられます。
このようなことから正確にスコアを換算することはできないのです。

IELTSもTOEFLもリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの
4技能を測るテストですが、テスト内容もテスト形式も全く異なっています。

また一般的に受けられているTOEICにはライティングとスピーキングがありません。
リーディングとリスニングしかないというだけでなく、留学や移住のために受験する
IELTSとは受験者が全く異なるため当然テスト内容も全く違ってしまうわけです。

ですからTOEICとIELTSやTOEFLとのスコア換算にはどうしても無理があるのですね。
TOEICでこれだけとれる人であれば総合英語力もこれぐらいだろうという
あくまでも目安に基づいているのです。

英検はIELTSのスコアと比較する上級のテストであっても
IELTSとはテスト内容が異なるだけでなく回答形式自体が全く違っています。
マークシート方式の英検と直接答えを書き込むIELTSとの
スコアの比較はなかなか難しいと言えるかもしれません。

スコア換算表はあくまでも目安

とはいえIELTS受験者はそれまで自分が受験した英語能力判定テストの結果から
IELTSを受けたときにだいたいどのくらいのスコアがとれるのか
受験前にある程度の目安を知りたいでしょう。

IELTSの運営団体のひとつであるブリティッシュ・カウンシルが作成した
IELTS・TOEIC・TOEFLスコア換算表があるのでそれを表示しておきます。

自分の目的を達成するためにはそれぞれのテストの特徴を踏まえたテスト対策は
やはり必要といえますが、あえて対策をせずともある程度のスコアがとれてこそ
真の英語力があると言えるのかもしれませんね。

ですから、どれかひとつのテストのために対策をたてて勉強をしている場合には
そのテストへの慣れもあるので他の試験でも同等のスコアがとれるとは限らないので
どのスコア換算表もある程度の目安でしかありません。

IELTS TOEIC TOEFL(CBT)
8.0 920 293
7.0 810 250
6.0 660 197
5.0 520 140
4.0 380 97

ポイントを押さえた攻略法を実践するためのIELTS対策教材