IELTSテストには合否はない

IELTSのテスト結果は1.0から9.0の中で0.5刻みのバンドスコアで表されます。
英検のように合格・不合格はありません。

IELTSテストはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの
4つのセクションにわかれており、それぞれのパート別のバンドスコアが表されます。

そしてこれら4つのセクションごとのスコア以外に
総合評価としてオーバーオール・バンド・スコアが与えられます。

バンドごとのレベルについて

次に、IELTSのバンドごとのレベルを表してみましょう。

バンド1.0は非ユーザー

IELTSのバンド1.0はいくつかの単語を並べるだけで、
基本的に英語を使用する力を持ち合わせていない。

バンド2.0は一時的なユーザー

IELTSのバンド2.0は確実なコミュニケーションを行うことは不可能で
慣れた状況下においてその場の必要性に対処するために
極めて基本的な情報を単語の羅列などで伝えることしかできない。
英語の会話や文章を理解するためにはとても大変である。

バンド3.0は非常に限定的なユーザー

IELTSのバンド3.0は非常に慣れた状況では理解できるが
コミュニケーションは頻繁に途絶えてしまう。

バンド4.0は限定的ユーザー

IELTSのバンド4.0はよく慣れた状況では基本的能力を発揮できる。
ただし、理解力や表現力に問題があり複雑な言語は使えない。

バンド5.0は中程度のユーザー

IELTSのバンド5.0はほとんどの状況において
全体的な意味をつかめるが間違う場合も多々ある。
自分の分野では基本的なコミュニケーションを行える。

バンド6.0は有能なユーザー

IELTSのバンド6.0は不正確さや誤解があるものの
だいたいの場合は効果的に英語を駆使できる能力がある。
特に慣れた状況ではかなり複雑な言語が使いこなせる。

バンド7.0は優秀なユーザー

IELTSのバンド7.0は時折不正確さがみられるが
英語を駆使できる能力があり、
複雑な言語もうまく扱うことができ詳しい論理を理解している。

バンド8.0は非常に優秀なユーザー

IELTSのバンド8.0は慣れない状況では誤解があることもあるが
十分に英語を駆使できる能力があり、込み入った議論にうまく対応できる。

バンド9.0はエキスパートユーザー

IELTSのバンド9.0は十分に英語を駆使できる能力があり、
適切、正確かつ流暢で、完全な理解力がある。

オーバーオールスコアの表し方

IELTSの総合評価としてのオーバーオールスコアは
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの
各セクションについたスコアの平均点になります。

オーバーオールスコアは4つのセクションの平均点で決まりますが、
0.5刻みのスコアにならなかった場合は
その数字に一番近いバンドのスコアになります。

例えば4つのセクションの平均が6.125の場合には切り下げられるので
オーバーオールスコアは6.0になります。

6.25、6.375の場合には切り上げられて両方とも6.5になりますが、
6.675の場合には切り下げられ6.5になってしまいます。
また、6.75、6.875の場合には切り上げられ7.0になります。

留学等で必要なオーバーオールスコアにあと一歩というときには
苦手なパートのスコアを少しでもあげることが
オーバーオールスコア自体のアップにつながります。

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