IELTSにはリスニング、リーディング、ライティング、スピーキングという
4つのセクションがあり、それぞれの採点方法があります。
リスニングテストとリーディングテスト
このうちリスニングテストとリーディングテストは問題の答えを
解答用紙に鉛筆で記入していくのですが、40点満点で1問1点としてカウントされます。
40問中の正解数がバンドスコアに換算されますが、
その回の難易度に応じてバンドスコアへの換算が決まります。
実はIELTSのアカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールとでは
リーディングテストでは問題自体も異なるのですが、換算も若干異なっています。
同じ正解数であっても、アカデミック・モジュールの方が
ジェネラル・トレーニング・モジュールよりも高いバンドが出やすいようです。
アカデミック・モジュールのリーディンググテストには
アカデミックで専門的な用語が出てくるので
正解率が低くなり難易度が高いと判断されるからなのです。
リーディングテストの正解数とスコアの関係
例えば、アカデミック・モジュールのリーディングテストで
40問中35問正解の場合にはバンドスコアは8.0ですが、
ジェネラル・トレーニング・モジュールで
40問中35問正解してもバンドスコアは7.0になります。
ジェネラル・トレーニング・モジュールの方が難易度が低いとはいえ
ケアレスミスをすると大きくバンドを落とすことになってしまいます。
ライティングテストの採点方法
IELTSライティングテストではタスク1とタスク2の二つの課題が出されます。
アカデミック・モジュールとジェネラル・トレーニング・モジュールとでは
課題は異なるのですが、配点は同じでタスク2はタスク1の2倍の配点になっています。
ライティングテストはIELTS認定試験官が次の4つの評価基準に基づいて採点します。
タスク1はタスクの達成度、タスク2は質問に適切に答えているかどうか、
そしてタスク1、タスク2共に、一貫性とまとまり、
語彙力、文法の知識と精度が評価基準となります。
これら4つの基準がそれぞれどれぐらいのレベルでどのバンドに相当するのかは
公式サイトに一覧表が公開されています。
スピーキングテストの採点方法
IELTSのスピーキングテストは録音されたインタビューを
IELTS認定試験官が、流暢さと一貫性、語彙力、文法の知識と精度、
発音の4つの評価基準に基づいて採点します。
ライティングテスト同様、これら4つの基準がそれぞれどれぐらいのレベルで
どのバンドに相当するのかについても公式サイトに一覧表が公開されています。
例えば、流暢さに関していえば自信のある話し方と自然な受け答え、
コミュニケーション能力なども重要になってくるようです。