ieltsの概要

留学やオーストラリアなどの永住権申請に必要なieltsですが
ieltsは何の略称かご存じですか?

ieltsは、International English Language Testの頭文字を取った略称で、
アイエルツと読みます。

ieltsは、総合的な英語力を測定するテストで、
ケンブリッジ大学ESOL試験機構、ブリテッィシュ・カウンシル、
IDP Educational社という公的機関及び大学組織が共同で運営しています。

世界135ヵ国、800以上の会場で受験することができ、
日本においては、ブリテッィシュ・カウンシルと
公益財団法人日本英語検定協会が共同で運営にあたっています。

テストの種類と内容

ieltsには、アカデミック・モジュール(Academic Module)といって
大学や他の高等教育機関への出願のためのテストと、
ジェネラル・トレーニング・モジュール(General training Module)といって
一般的な生活や仕事、移住関係に関わる英語のテストの2種類があります。

ieltsは、Reading(読む)・Listening(聞く)だけでなく、
Writing(書く)・Speaking(話す)といった英語で表現することを含む
総合的な英語力を測定することができるように作られています。

ieltsはどういった時に受けるテスト?

英語によるコミュニケーション力を真に測ることができるテストとして、
オーストラリア、イギリス、ニュージーランド、カナダ、アイルランド、
南アフリカ共和国のほとんどの教育機関で出願の際の基準に
ieltsスコアが認められています。

また、最近ではアメリカ合衆国においても、TOEFLに代わる入学基準テストとして
3,000以上の教育機関においてILETSのスコアが認められるようになりました。
また、オーストラリア、ニュージーランド、カナダへ移住する際には
ieltsは必要な条件となっています。

ielts のSpeaking(話す)部門では、面接官と対面形式でテストが行われるため
実際に使える英語コミュニケーション力を測ることができる試験として
注目されてきています。

ieltsは国際的な多様性を重視しており、国籍に関係なく
16歳以上であれば誰でも受けることができます。

ieltsは、真の英語力を証明するためのグローバルスタンダードテストとして
世界中で受験者が増え続けています。

北米、特にカナダにおけるieltsの受験者数の増加は突出しており、
また、新興国であるインドや中国、アラブ首長国連邦においても
受験者数の著しい増加が見られます。

ieltsってどんなテスト?

TOEFLテストは最近ではインターネットを通して行われるようになりましたが、
ieltsのテストではコンピュータは使用せず、ペーパーベースの試験で
問題用紙へのメモの書き込みが認められています。

ieltsの試験は、リスニング、リーディング、
ライティング、スピーキングの4つの単位で構成されています。
ieltsは2日間にわたって試験があり、1日目はリスニング、リーディング、
ライティングで、各セクションの間に休憩時間はありません。

スピーキングテストは日本では通常2日目に行わ
れ面接官とのインタビュー形式になっています。

ieltsのリスニングは4セクションに分かれていて全部で40問、
選択問題、組み合わせ問題、
計画・地図・図表の分類、用紙・メモ・表・フローチャートの穴埋め、
要約・文章完成、記述式問題などのさまざまなタイプの問題が出題され、
試験時間は30分間ですが、解答を書き込む時間として他に10分間が与えられています。

ieltsのリーディングは3つのセクションがあり、
リスニング同様さまざまなタイプの問題が全部で40問出題され
試験時間は60分間です。

ieltsのライティングは2つのパートにわかれており、
タスク1では最低150語、タスク2では最低250語を書く必要があり
、質問に適切に答えられているか、理論的な解答か、
幅広く正確なボキャブラリー・文法が使われているかなどが評価されます。

ieltsのスピーキングは、試験官との1対1のインタビュー形式で行われ、
3つのパートから構成されていて、コミュニケーション力やスピーチをする能力、
説得力がある意見を述べ、物事を分析、議論、推測する力などが問われます。
試験時間は11~14分間でテストの内容は録音されます。

ieltsでは目的に応じて2種類の試験があります。

ielts の2つのテストでは問題数と解答時間は同じですが、
リーディングとライティングの問題内容が異なっています。

留学時に必要になるアカデミック・モジュールでは
アカデミックな内容の問題になっており、
ビジネスマンや研修、海外移住が目的の場合は
ジェネラルトレーニングテストを受けることになります。

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