ieltsライティングテストに関して多くみられる共通するミスがあります。
ieltsライティングテストは4つの採点基準に基づいて採点されます。
ielts task1に関して採点基準別にどのような間違いが多いのかみていきましょう。
grammar で多くみられる間違い
- 文の構造における間違い
- 動詞の過去形における間違い
- 冠詞(a, an, the)における間違い
the は “the government” “the Internet” のように特定のものにつきます。
不可算名詞には “a, an” は使いません。
- 句読点の使い方の間違い
- 受動態は “be+過去分詞”であることを忘れている
- 主語と動詞の関係における間違い
かなり初歩的なことですが、三単現の “s” を忘れないようにしましょう。
- 必要以上に複雑な文を使うことによる間違い
複雑な文を作ることによって余計な間違いを増やしてしまいます。
多種多様なタイプの文を書いてみましょう。
vocabulary で多いミス
- スペルミス
- 単語の選択ミス
- 単語の語尾のミス
- 語尾に “s” がつく単語のミス
- カテゴリーは固有名詞でない限り大文字は必要ない
- グループの年代の表し方の間違い
数字が特定できないときには
“approximately, about, roughly, just under” などを使います。
より正確にデータを表現するための形容詞や副詞を用います。
cohesion and coherenceにおいて多く見られる間違い
- パラグラフごとにデータを論理的に分けていない
年やカテゴリー、国など最も少ない項目でデータを整理するといいでしょう。
最高値、最低値のデータを表します。
一番古いものから新しい順番になど項目順にデータを表します。
不必要な情報の繰り返しは避けます。
introductionの最後に全体のまとめを書きます。
そうしておくことで何を書こうとしているのか忘れないですみ
しっかりしたパラグラフを構成することができます。
task achievementに関して多くみられるミス
- introductionに課題からそのまま書き写す
これは絶対にしてはいけません。
必ず違う単語や表現で言い換える必要があります。
課題をそのまま書き写すと150語から書き写した語数分差し引かれます。
最初から試験官にあまりいい印象を与えないでしょう。
- 全体的な概要を書かない
与えられている情報が何を示しているのかを書かなければなりません。
これはレポート全体からいって最も重要なことです。
- 鍵となるデータをカバーしていない
最も際立っている部分をカバーする必要があります。
時間的変化がない場合には最高値と最低値、
複数の期間の場合には最も変化したカテゴリー、
期間の最初と最後の数字もカバーします。
地図の場合には重要な特徴はすべてカバーしましょう。
- データを確認していない
もう一つ重要なことはデータを必ず確認することです。
ほとんどの場合データは数字かパーセントで表されています。
- データの値の表し方が違っている
可算データなのか、不可算データなのか、パーセントなのか確認します。
これら3つのパターンによって使う単語は異なるので注意が必要です。
- 150語書かれていない
必ず150語以上書かなかればなりません。
150語に満たない場合には減点されます。
どのくらいで150語になるかは練習問題をやるときに
実際の解答用紙に書き込んで目安を確認しておくことです。
task1 対策として重要なこと
こうした採点基準別で共通した間違いについて熟知しておくことは
ieltsライティングテストtask1 対策としてかなり有効です。
もっと重要なことはこうしたことを知識として知っておくだけでなく
実際に自分の手を動かしてレポートを書くときにきちんと生かすことです。
いくら知識としていろいろなことを知っていても実際書かれたレポートの中に
こうした間違いが多ければ何にもなりませんね。
わかっているはずの単語のスペルミスや文法的なちょっとした間違いで
減点されてしまうことは極力避けなければなりません。
練習問題をするときには時間を気にするよりも
このようなミスをしないように細心の注意を払うことの方が大事です。
日々、このような積み重ねをしていくことで本番のテストでのミスを
防ぐことができるでしょう。