前回、IELTSのリーディングテストで時間が足りなくなる人は
トピックセンテンスを意識して問題文を読むことで
時間の短縮が可能ということを書きました。

その後、数人の方からもっと詳しく説明して欲しいという
ご要望がありましたので、今回は例題を交えて少し詳しく説明します。

IELTSリーディングは問題の文章量が多いため
なるべく読む時間をかけずに文章の内容を理解するのが重要です。

それには各段落の主題となるメインアイディアが含まれている
トピックセンテンスを意識して読むことが重要になってきます。
すべての文章を読まずに各段落の内容を把握する必要があるのです。

トピックセンテンスって何って方は
前回詳しく説明したのでそちらを参考にしてください

それでは、もう少し具体的に見ていきましょう。

例題1

sample

Divided opinions over genetically modified crops and foods
A) Europeans tend to be skeptical about the consumption of genetically modified foods and there is strong consumer pressure, supported by the Green parties, to ban farmers from growing GM crops in the European Economic Community (EEC). However 5.5 million farmers worldwide, mainly in the US, Argentina, Canada and China, now grow GM crops covering more than 50 million hectares, an area the size of Spain. Other Asian countries such as India are enthusiastic and Indonesia is about to join the GM club, so despite the Europeans, GM crop growth is increasing globally.

B) A recent British scientists’ report emphasizes that inserting genes into plants is still a very inexact science, so unexpected biochemical side effects are possible, affecting foodstuffs and human consumers. Legally, GM companies have to demonstrate that their crops are “substantially equivalent” to the originals, but what does this mean? That they should contain the same nutrients? That they should look and smell similar? Scientists who not long ago dismissed public concerns as hysteria are now concurring with green consumer activists and advising tougher regulation.

C) More consensus and definition is required on this controversial topic. Currently, it seems that most American consumers trust GM food producers and associated big businesses, whilst Europeans do not. Canadians are skeptical: their studies of cross pollinated “super strains” indicate problems such as potential super viruses. Dutch studies however, suggest that engineered sugar beet is friendlier to wildlife and less damaging to the environment: it needs less herbicide for the same yield, allowing more weed biomass and increased insects and spiders, which in turn feed increased birdlife. These results are significant, as European law states that GM crops may be banned if they can be proved to damage the environment.

(IELTS最短攻略法のリーディングセクションより抜粋)

22.What are scientists advising now, in the light of public concern?

そして、キーワードはscientists advising now、でしたね。

これらのキーワードを意識して、まずそれぞれの段落の
トピックセンテンスをざっと読んでいきます。

トピックセンテンスだけですよ。

そのまま読み続けないでくださいね。

トピックセンテンスを読んでいき、
その段落の内容が上記に挙げたscientists、 advising、 nowなどの
キーワードに関連しないようなら、次の段落のトピックセンテンスに移ります。

この方法で各段落のトピックセンテンスを読んでいき、
上記のキーワードに関連するような内容だと思ったら、
そこではじめてそのまま段落を読み進めます。

そして設問の答えを見つけ次第解答用紙に書いていきましょう。

それでは練習として、上記の例題のA),B),C)
それぞれの段落の始めの文を見ていきましょう。

A) Europeans tend to be skeptical about the consumption of genetically modified foods and there is strong consumer pressure, supported by the Green parties, to ban farmers from growing GM crops in the European Economic Community (EEC).

B) A recent British scientists’ report emphasizes that inserting genes into plants is still a very inexact science, so unexpected biochemical side effects are possible, affecting foodstuffs and human consumers.

C) More consensus and definition is required on this controversial topic.

設問ではscientists、 advising、 nowなどのキーワードから、
今サイエンティストがしているアドバイスが何かを聞いています。

A)のトピックセンテンスでは、ヨーロッパの人々はGM foodについて懐疑的で、
GM foodの生産をやめるよう、消費者からのプレッシャーがある
というようなことが書かれているので、設問で聞いている内容とは少し違いますね。

この段階で、これ以上 A)の段落は読み進めず、
次のB)のトピックセンテンスを読んでいきます。

B)のトピックセンテンスでは、最近のイギリスのサイエンティストの
レポートについて書かれています。このことから、段落B)では、
このサイエンティストのレポートの内容について書かれていることが予測できますね。

このことから、この段落B)に設問で聞いている、
サイエンティストが今しているアドバイスについても書かれている可能性が高いですね。

そこで、このまま段落B)を
scientists、 advising、 nowなどのキーワードを意識しながら読んでいきます。

ずーっと読み進めていくと、段落の最後に
Scientists who not long ago dismissed public concerns as hysteria are now concurring with green consumer activists and advising tougher regulation.
とありますね。

ここから、22.What are scientists advising now, in the light of public concern? の答えは、Tougher regulationという事が分かります。

上にも書きましたが、リーディングテストには解答用紙に
答えを記入するための時間は用意されていないので
基本的には設問を解きながら、その都度、
答えを解答用紙に書いていくほうがよいでしょう。

上記の設問は22だったので、そのまま答えを解答用紙の22の欄に書き込みます。

基本的に、設問の答えは問題文中に順番に出てきます。
例題の設問22の答えは、段落B)にあったので、
次の設問である23の答えはおそらく、段落C)以降にあるでしょう。

ですから、ひとつ設問に答えたらまた、問題文の初めから読み直すのではなく、
一度設問に戻って次の設問を読み、問題文の前の設問の答えが書いてあった段落、
もしくはその次の段落から読むようにすることで、効率よく進めることができます。

何回も言っていますが、IELTSのリーディングは読む量が多いので、
すべての文を一字一句読んでいる時間がありません。
問題文をすべて読むのではなく、トピックセンテンスを読む方法で
必要な箇所を探してそこだけ読むようにしましょう。

設問の答えが分かったらそのまま読み進めるのではなく
一度ストップして次の設問に移るようにしましょう。

すべての問題文に何が書いてあるかを理解しなくても設問に答えられればいいのです。
要約するとこんな感じです。

  1. 問題文のタイトル、見出しをざっと見る(内容の把握)
  2. 設問を読みキーワードをチェック(設問を理解)
  3. トピックセンテンスをざっと読む(設問に関連している箇所を見つける)
  4. 関連しているようなら答えを見つけるまで読み進める
    (答えを見つけたら読むのをストップする)
  5. 答えを解答用紙に書く

後は2.3.4.5.の繰り返しです。

どうでしょう?

なんとなく分かったでしょうか?

IELTSリーディングテスト攻略のカギは、
どれだけ読む時間をかけずに文章の内容を理解できるか、
これにかかっています。

しかし、

言うは易し行うは難し。

最初のうちはなれなくて戸惑うかも知れませんが、
続けていくうちにコツがつかめ、スピードもついてきます。

読むスピード、コレが肝心なので、慣れるまでは
練習問題を使って反復練習をしてくださいね。

読むスピードを上げるにはできるだけ多くの英語の文章に触れ
上記の方法で読んでいくことです!!

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