ieltsのリスニングテストでよくある引っ掛け問題とは
ieltsのリスニングテストは、ひっかけ問題が多いなど、
独特の問題形式を採用しています。
例えば、レストランがいつ開いているのかを
電話で問い合わせているような内容の会話で
土曜日の営業時間を答える設問があったとします。
リスニングテストの音声で
「土曜日の営業時間は、10:00~20:00になります」
と一度言っておいて、後で、
「ごめんなさい。10:00~20:00 まで開いているのは金曜日でした。
土曜日の営業時間は12:00~17:00 です。」
というように、先に言ったことを言い換える場合があったりします。
土曜日は10:00~20:00 まで開いているという最初の受け答えを聞いた段階で
答えが分かったと思い、集中を切らしてしまうと、
正解の12:00~17:00 というのを聞き逃してしまいます。
これは、IELTSのリスニングでよくあるひっかけ問題の一例です。
このようなielts独特のポイントをおさえて、効率よく対策を取ることで
比較的短期間でもスコアが上がりやすいのがリスニングテストです。
効果的なリスニングテストの取り組み方
効率よくリスニングテストのスコアアップを実現するためには、
リスニングテストがどういった流れで進み、どんな問題形式を採用しているかを
まずは、しっかりと理解することが大切です。
ieltsのリスニングテストは、4つのセクションで構成されていて、
ほとんどの場合、各セクションが二つのパートに分かれています。
それぞれのセクションの初めと真ん中あたりで
設問を読む時間として約30秒程度の時間が与えられます。
また、各セクションの最後にも約30秒くらいの自分の解答を見直すための時間があります。
この自分の解答を見直すための時間も、
解答の見直しではなく次のセクションの問題文を読む時間に当てることで
次の音声が始まる前に、どういった内容を聞き取る必要があるかを
より正確に把握することができるようになります。
短期間でリスニングテストのスコアを上げるポイントとは?
ieltsリスニングテストでは、音声の内容を一字一句理解する必要はありません。
最も重要なのは設問に対する答えが聞き取れるかどうかです。
音声が流れる前の短時間で設問をよく読み、
どういった情報を聞き取らなければいけないかをこの短時間の間に
どれだけ正確に把握できるかが、とても重要になってきます。
音声を聞く前に、聞き取るべき情報を正確に把握していないと
答えを聞き逃したり間違った答えを書いてしまう可能性が
高くなってしまいます。
IELTSのリスニングテストは、もちろんリスニング力を計るテストなのですが、
ある意味リーディングテストでもあると言われるくらい
数分間の設問を読む時間内で、何を聞き取る必要があるのかを正しく把握できる
リーディング力が重要になります。
と言っても、新たにリスニングテストのためにリーディングの練習をしなくても
ポイントをおさえて設問を読むことで、より高い確率で答えられるようになります。
ここで使えるテクニックの1つが、ポイントとなるキーワードに
下線を引くなりして印をつけておくことです。
キーワードに印をつけておくことで、
これから流れる音声でどういった内容を集中して聞き取る必要があるのかが
明確になります。
更に、音声を聞きながら問題文に目を通す時にも
下線が引かれたキーワードが目に入りやすいため
どういった情報を聞き取る必要があるのかを再認識しやすくなります。
例えば postcode(郵便番号】を答えるような設問の場合、
postcodeに下線を引くようにしていきましょう。
設問を読んだ段階で答えは郵便番号のため
いくつかの数字から構成されていて、postcodeという言葉と
それに前後するいくつかの数字を聞き取る必要があるということが分かります。
テープを聞いていて郵便番号が出てきたら
それをすばやくメモし次の答えを探す準備をします。
大切なポイントなので何度も言いますが、リスニングテストで一番肝心なのはテープが始まる前に
どれだけ準備ができるかです。
音声が始まる前に与えられる設問を読む時間に集中して
しっかりと設問を読み、その段階でどういった答えになるのか、
どういった情報を聞き取る必要があるのかを予測して
必要な情報に集中して音声を聞くようにすることが肝心です。
ieltsリスニングテストでは音声を聞いて
音声の内容をすべて理解する必要はありません。
聞き取らないといけない情報に集中して聞き、答えを聞いたらすばやくメモをし、
また次の答えに備えるというように効率よく聞くようにしましょう。
初めのうちは、リスニングテストのやり方に慣れていないため
解答をメモするのに手間取ったり、音声が設問のどのあたりについて話しているのか
一瞬見失ったりすることがあります。
どこについて話しているのかを見失うと、その部分を探すのに時間がかかりますし、
その間にも音声はどん どん進んでいくので、2~3 問はあっという間に聞き逃してしまいます。
また、答えを聞き逃すと焦ってしまい、
音声が話している部分を探すのに余計時間がかかってしまいます。
そして焦って更に答えを聞き逃すという悪循環に陥ります。
こうなるとなかなか立ち直るのが難しく
そのセクションはすべてあてずっぽうに答えるといった事にもなりかねません。
では、どうすれば音声を聞きながら設問のどのあたりについて話しているかを
常に把握することができるのでしょうか?
ielts最短攻略法では、各セクションごとの取り組み方など、
更に具体的なieltsリスニングテストの勉強法を日本語で詳しく解説しています。
日本語の解説を繰り返し読んで、リスニングテストの取り組み方を理解したら
本番形式の問題集を使って実践的な練習を積むことで、
短期間でのスコアアップが見えてきます!
リスニングテストではある特定の事柄が設問の答えになりやすかったり
音声で答えが出る時の特徴などもあるので、それらを知っているかどうかでも
リスニングのスコアが変わってくるでしょう。
IELTS最短攻略法では、スコアップに直結するポイントを
日本語で詳しく解説しています。